Cureless

音楽と旅と

【音源】「#5」凛として時雨

ただの個人的な感想メモですよ。

 

Ultra Overcorrectionはお馴染みの、空間を切り裂くリフから入って「ああ時雨だ」という安心感を覚えたな、「これこれ、こういうのが好き」って。一曲目を飾る、抑揚のある一曲といった感じで。ギターの音はどうやったらこんな音が出るんだろう、って毎度のことながら思ってしまう。上手い言葉で言い表せないんだけど、TKのギターってこういう音だよね!っていうあの感じ。アウトロで畳み掛けるように鳴ってるギターが好きだ。

2曲目Chocolate Passion、突き抜けるハイトーンが気持ちよくて。サビでどこまでも旋回して舞い上がっていくような、高音ツインボーカルの強みを見た。あとリズムを聴いてると面白いなぁと思う、それと同時に凄いなとも思う。

Tornado Minority、トルネードシリーズ(勝手に言ってる)。序盤でゆったりめなのかな?って思った矢先に鋭利なギターで叩きのめしてくるところ、そういう所だよ!好きです!!Who’sWhoFOは心地が好いリズムと歌声。でもただ心地が好いだけでなく、油断した隙に刺してくる。ドスって刺してくる致命傷を負うレベルに。

Enemeはイントロから疾走感のあるテンポとリズム、それと対比するガラス細工のようなギターの音が綺麗だなぁと思っていたところで、いつもの凶悪なギターフレーズをカマしてくる。あの音どうやったら出るんだろう。(二度目)

ミドルテンポのTenToTen、高音が綺麗だったなぁ。「息をしてない残響を掴み取って 食べてしまえば もう感情は吐き出さなくて良い」、個人的に至高の一節です。

Serial Number Of Turboは弦の美しさと歌声の繊細さが際立ってるなぁ、って。美しい、他に言葉が思い浮かばない。語彙が乏しい。終盤のウィスパーヴォイスで歌う部分でグッときたよ。DIE meets HARD、昨年リリースされたSg.曲。Bメロが個人的に好みすぎてなんだろうか、ああいう畳み掛けるハイトーンが好きなんだろうな。

High Energy Vacuumのイントロのカッティング!好き!!(語彙は死んだ)だからどうしたらあの音が出るんだろう。(三度目)ピロピロしたソロからいつもの強烈フレーズに移行する瞬間は鳥肌が立つ程に格好良い。

アルバムを締める、#5。#4が凄く好きで、何年も何年も聴き続けていて、この曲がこの作品が#5と名付けられたことに、胸が熱くなる。歌詞はTK節全開で、待っていて良かったなぁと充足感を覚える作品でした。

 

統括:好き。

 

#5(初回生産限定盤)(DVD付)

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